文化財・建造物
木像狛犬
幣殿に向き合って置かれる一対の木像狛犬は、文久3年(西暦1863年)に本殿を再建造営した当時からあったもので、長年風雨にさらされて御本殿浜床に安置されていたため風化していますが、それがかえって風格を増し威厳をかもしだしています。
双龍の手水
大井神社の最も古い信仰は、大井川より発生した土地生命を護る水神信仰です。
拝殿脇のこの手水は境内地下より汲み上げた清らかな水を使用しております。
参拝前に手水を使い、清々しい気持ちで御参拝下さい。
当地に遷宮された頃の石柱
元和元年(西暦1615年)に大井神社が現在の地に遷された当時の石柱です。拝殿の正面に位置することからもわかるように、この2本の古い石柱には鳥居と同様に俗界と神域を隔てる「門」としての役割がありました。
大奴・鹿島踊りブロンズ像
当社に伝わる神事芸能、『帯まつり』の主役となる大名行列の大奴と鹿島踊りの三番叟(さんばそう)の姿をブロンズ像にして、氏子崇敬者の皆さんの尊い御浄財で平成18年11月に境内に建立されました。
常夜燈籠
江戸時代に建造されましたが、長い歳月を経て風雨による損傷が甚だしく倒壊の恐れもありましたので、平成15年2月に解体。その後、島田の宮大工佐野 覚氏の献身的な精進努力により1年有余ヶ月の時を経て竣工しました。
元の常夜燈籠解体にあたり、そのまま利用出来る部材は用いることにしました。多くの氏子崇敬者の浄財の献納と共に、佐野 覚氏の熱心な建築工法研究の結果、平成16年5月15日みごとに竣工いたしました。
参道の石垣
参道両脇土手の石垣は、江戸時代に大井川の川越稼業をしていた人足の人たちが、平素の御加護に報い、更に仕事の安全を祈って、自分たちの出番の日に大井川河原からひとつづつ選択して持ち帰り、独特の技法をもって築き上げた石垣です。